入学祝い金「チカラが欲しいか?欲しければくれてやろう!」

同僚のママさんが聞いてきた
『息子が大学に入ったよ!吉村さんは学生の時は入学祝は何をもらった?やっぱりカネ?』
私の場合は、確かええホテルで家族で食事だった気する。

大学に入学したての若かった頃の私に大金をあげても、
「本当に自分の欲しいものがわからない」
「おまけに大金に興奮して衝動で使ってしまう」
「今の自分にわかりやすい物に取りあえず使う」

カネの方がいい!という人も実際に一流どころのホテルにいく喜ぶし,食事の別次元の美味さ、サービスの素晴らしさに感激する。
だが、そういった存在を知らねば今みえてる世界でのチカラを求めたがるのが人間だ。
われわれは今、見えてる世界でしか物事を考えられない。

しかし、大学生ともなると異性、教授、企業の人と食事に行くことも出てくる。
そのときええ店に初めていくとテーブルマナーで焦るしなあ…

ええ店にいって「こういう世界もあるのか!」って知ると、視野が広がる。
勉強と将来、働く事の繋がりがみえてくる。
バイトをするにしても、今まで見えてなかった世界もあるとわかってくると選択がかわってくる。

大人になると子供の世界が見えにくくなるし
子供は大人の世界が見えにくい。
「自分には見えない世界がある」と認識が出来ることは、とても大事だ

閑話休題

そうはいってもだからといって「貴方のためを思って!」と大人が正解を押し付けるだけなのもちょっと違うなぁ。
正解だけを押しつけると、自分で考える過程・失敗する過程をすっとばしてしまう。
カネとの付き合い、そしてチカラというものの付き合いを学ばないまま大人になってしまう。そりゃぁ刺激に対して無防備っしょ。

物語ではよくある展開ではあるが
「チカラが欲しいか?チカラが欲しければくれてやろう!」
と囁くものからチカラを授かると最初こそは無敵の日々になるが、やがて大きなトラブルの渦に巻き込まれていく展開が多い。

基本的にチカラというものは大きくなると同時に、心の中にそれを使いたいという衝動が強くなる性質があるからだ。

極論すれば「チカラと人間の関係」はそこらへんに落ちてる棒と、それを拾った子供と変わらない。
●棒を見かけたら取ってみたくなる。
●手に入れたら振りまわしたくなる。
●そのうち、棒で何かを叩きたくなる。
●他にも棒を持っている人がいたら、チャンバラをしたくなってしまう。
●そしてより強い棒を、より刺激的に叩ける相手が欲しくなる。

どのようなチカラでも、それを手にすると人って兎に角、使いたくなるんだよな。

しかし、それはチカラという棒を振っているのでなく、「棒に振られてる」のだ。
なぜだ!?坊や(棒や)だからさ…なんつって

多分、私が人生の半分かけて覚えたことは
「チカラは手に入れっぱなしでなく、制御も覚えねばならない」という簡単なことだったと思う。

あらゆるチカラの本質。
それは棒っきれとかわらず、ただの道具にすぎない。
それ以上でも、それ以下でもない。
美しくもなければ、醜くもない。

チカラ無きものは無力で打ちのめされ、
チカラに呑まれるものは怪物になりゆく。

制御を失い、目的もなく無限に大きくなるチカラを「成長」とはいわない。
ただただ、チカラだけが大きくなることを「肥満化」「膨張」という。

それは宿主である人間を呑みこみ、病いをもたらす怪物である。

人類の歴史とは、「チカラを得ながらも怪物にならない、ヒトとして生きる道の模索」の面もある。
恐らく、武道・会計といったものは暴力・富を増すだけでなく、制御することも大事だと思った人がつくっていったものだろう。

「チカラが欲しいか?チカラが欲しければくれてやろう」と言う言葉は魅力的である。
しかし、自分が何を本当に望むかを知らないモノは、大きなチカラを手に入れると、それを使うことのみに夢中になる。

チカラに呑みこまれないためには、自分が目指す世界が何か?それを明確にすることだ。
どのようなゴールであっても、辿りつくためにチカラが必要なのは否定できない。必要ならばカネなどのチカラを与え、それによって若者が挑戦したり、失敗してチカラについて学ぶことも大事だ

同時にゴールに辿り着く事をわすれてチカラをより大きくすることだけを求めても、目指す世界に辿りつけないうちに人生が終わってしまう。

今、目の前にみえる世界でだけで過保護に守り、チカラを与えるだけでなく、
あの夕暮れの向こうに、あの海の向こうに、あの山の向こうに、まだ見ぬ世界があるとただ示す。

それを知った若者がどの道を選ぼうと余計なことをいわず、自らのチカラを振り絞り挑戦するのを見守り、その過程でチカラが至らずに失敗することも許す。

それこそがギフトと言うものかもしれない

  _(:3 」∠ )_

Twitterまとめ職人と呼ばれてしまいます。興味のままに突き進んでしまいます。_(:3 」∠ )_

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