「我が家らしさ」を大切に―プライベートカメラマンの底力

家族写真は苦難の連続

家族写真の撮影って、疲れますよね…。

あ、いきなり愚痴ってすみません。
でも、子育て奮闘中の皆さんなら、きっと首がちぎれんばかりにうなずいてくださっていることでしょう。
かわいい我が子や我が孫の、愛くるしい今の姿を何とか記念に残したい。
ここはやっぱりプロにお任せでしょー!
張り切ってフォトスタジオを予約して、いざ当日。
おじいちゃん、おばあちゃんも、この日のために駆けつけてくださいました。
ご家族そろって、ハイ、チーズ!

…って、そんなに簡単に家族の笑顔がそろうほど、甘くないのが記念写真。
赤ちゃんがぐずって泣きやまない。
スタジオ内の機材が気になって、一秒たりともじっとできない王子様。
レンタルドレスでお肌かゆくなっちゃって、仏頂面のお姫様。
次第に眉間の縦ジワが深くなるおじいちゃん、ハラハラするおばあちゃん。
パパが叱っても、スタッフさんがあやしても、天使の笑顔はなかなかゲットできません。
スタジオの外では、撮影を待つ次のご家族が粛々と待機していらっしゃいます。
あちらのお子たち、なんてお利口なお嬢ちゃん、お坊ちゃんなのでしょう。
それに引きかえ、うちの子ったら…。
ママの眉毛のラインが冷や汗でにじみます。
(パパ、ママ、がんばって!)
カメラマンさんとスタジオスタッフさんの無言の励ましが刺さります。

こんな感じで、フォトスタジオでの撮影は、本当に大変です。
けれど、時間とお金をかけただけあって、できた写真は「さすが!」とうなってしまう納得の仕上がりです。
アルバムに収まった、完ぺきな家族の笑顔。何度眺めても幸せいっぱい、飽きません。
たとえリビングルームがひっちゃかめっちゃかであろうとも、計算しつくされた背景の中でポーズをキメる我が子の姿は、しばし現実を忘れさせてくれます。

プライベートカメラマンの撮影は「型」にとらわれない

(妹だけドレス着て、ずるい!)と内心面白くないお姉ちゃんの表情が、鏡にしっかり写っています。

プライベートカメラマンの撮影は、スタジオ撮りとは、大きく三つの点で異なります。

慣れ親しんだ場所での撮影

いつもの場所でいつもの笑顔。ご自宅や近所の神社など、ご家族が緊張することなくのびのびと撮影できます。
プロの機材とプロの技術の撮影で、いつもの場所が「映える」ロケーションに。
七五三のお宮参りの合間に元気に駆け回るお子さまの姿、パパとのキャッチボール、丹精込めた家庭菜園を満足げに眺めるおじいちゃんの後ろ姿も、プライベートカメラマンの手によって、アートシーンに生まれ変わります。
おばあちゃんの白寿のお祝いはベッドサイドに親戚一同集まれば、お体のご負担も少ないです。

自然な表情をキャッチ

プライベートカメラマンの撮影は、型にとらわれず多様なシーンにシャッターチャンスを見いだします。
百点満点の笑顔だけが家族写真の正解ではありません。
お子さんのふとしたしぐさや気持ちの揺れも、貴重な家族の記録としてカメラに収めます。
泣き顔も、寝顔も、撮影の合間のおやつの時間も、記念日の記録を表情豊かに描きます。

低予算で高品質な作品づくり

撮影場所を工夫して、低予算での撮影が可能です。
貸衣装、メイク、アルバム、DVD作成など、価格もデザインも、お客様のご要望に応じて柔軟に対応します。
家族の記念写真を、驚きの価格でオリジナリティあふれるフォト作品へと高めます。

笑顔じゃなくてもステキな記念!

フォトスタジオで撮影したスタンダードな記念写真、家族のドラマを写すプライベートカメラマンの作品、それぞれの良さがあります。
お客様のご予算とお好みに合わせて、無理なく楽しく「我が家らしさ」を大切に、すてきな記念写真を残していただけたら幸いです。
最後に、こちらのおまけショットのご紹介。

黄色いドレスの小さなお姉ちゃんは、結局この撮影の間中、ずっと不機嫌なままでした。
セーラー服の大きいお姉さんは、そんな妹の様子にすっかり慣れっこなのか、慰めるでもなく読書に熱中しています。
小さなお姉ちゃんは、このときどんな気持ちだったのでしょう。
もしかしたら、まだ赤ちゃんの妹ばかり注目を浴びて、寂しかったのかな。
みんなニコニコしてるのに、笑顔になれない自分が悔しいのかも。
そんなんじゃなくて、単にお腹が減ってイライラしていたとか。

実は今回の写真は全て私、株式会社きもちとしくみ代表・足立の家族写真です。
フォトスタジオでの撮影の合間のオフショットで、黄色のドレスの女の子は三女です。
我が家の四姉妹はそれぞれに個性的。年4回のお誕生日の記念写真も、ケーキの前で四人の笑顔がそろうのが先か、ロウソクが燃え尽きるのが先か。
皆それぞれにやりたいことがありますから、家族の足並みなんて、そろったためしがありません。

あの撮影の日、私は笑顔になれない三女にぷりぷり怒ってばかりいました。
スケジュールは押しているし、祖父母もすっかり待たせているし、小さな四女も、いつぐずりだすか分からない。
あなた、お姉ちゃんでしょ!って。

あのとき、なんで私、あんなに怒っていたんだろう。
黙って抱きしめるかわりに、優等生の笑顔ばかりを求めてしまった。

今ではすっかり大きくなった三女ですが、相変わらずなかなかのクセモノです。
学校でも先生も手を焼くほどで、お友達とうまくやってるのかしらと、ハラハラさせられっぱなし。
勉強だってテキトーです。大きいお姉さんたちは、おかあさんに「宿題やりなさい」なんて言わせたこと、一度もないんだからね!
んもー、腹立つわー。

そんなとき、この写真を引っ張り出しては眺めます。
小さな三女の、精いっぱいの自己主張。
あわただしい子育ての季節の中で、私はどれほど三女のきもちに寄り添うことができただろうか。

笑顔だけが「いいお顔」じゃないんだよね。
カメラ目線じゃなくていい。
キメキメのポーズじゃなくてもいい。
黄色いドレスと仏頂面の三女の写真は、あの日の自分と今とをつなぐ装置なのかもしれません。

この記事は、(株)きもちとしくみ主筆 前野芽理が書いています。 コラム、販促記事などの執筆のほか、司会業、セミナー支援も承ります。

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