TwitterでのPTA談義 ― ソフトな小ネタ集、そして‟しがらみ” と ‟つながり”

この記事は独白系ライター 松本怜が書いています。

どうも、毒吐く系着火装置、松本です。

先日のPTAがらみの記事では、かなりパンチの効いたネタを投下してしまったが、日頃からあんな物騒なネタがそこらじゅうにぶちまけられているPTAばかりではない。これから界隈に足を踏み入れるビギナー諸君は、安心して出陣していただきたい。

今回は、前回に引き続き「TwitterでのPTA談義」のソフトな小ネタ集を筆者の毒吐きつきでお届けしようと思う。
筆者が「ああん?」と感じたものを主に取り上げるため、内容に偏りがあることをご了承願いたい。

「PTAを適正化する意思のない者は執行部の役員になってはならない」

これについては、何を差し置いてもまず言わせてほしい。

結社の自由どこいった。

『結社の自由』とは、多くの人間が共通の目的のもと、継続的な団体を組織する自由を憲法で保障する自由権の一種である。
結社の自由と聞くと「結社をすることのみに重点を置いた自由」と捉えられるかもしれないが、ここには結成の有無や入会の有無も含まれている。簡単に言うと「組織を作るも作らんも、そこに入るかどうかも個人の自由やで」という趣旨の法律だ。暴力団がここに含まれるかという点については賛否が別れるところではあるが、今回の話には特に関係しないので割愛する。

それで、だ。
PTAへの入会及び、活動の強制は、この結社の自由に反するという声が界隈では多く見られる。
たしかに、この憲法は「結社しない自由」も保障しているので、いかにPTAの規約に記されていようとも、本人の意思に反してこれを強制することはできない。
本邦では、何がしかの取り決めを行った場合でも、上位に位置する法が優先されることになっている。そのため、いかに会の規則とはいえどもPTAの活動を一方的に強制するような内容であった場合には、これを拒否できる。

以上のことから、結社しない自由を根拠に入会を拒否すること自体に問題はない(憲法が私的団体の運営方針に直接適用されるかは別として)
しかし、先ほども述べたように、この法律は「国民の自由意思を尊重すること」を目的としたものだ。
そこには当然、「役員になる権利」も含まれている。

それを「適正化するつもりがないなら役員になっては”いけない”」とはどういう了見だろうか。

彼らの言葉を借りるなら、それこそ結社の自由の侵害だ。

なんなら非会員という立場で、無関係の組織の人選において自己基準で是非を決めつけるというのは、一体何様のつもりで仰ってるのか是非聞いてみたいところである。

そもそも、「PTAはやりたい人だけやるシステムに変えろ」って言うなら「やりたい人」にやらせてやれよっていう。

非会員というのは、いわば「組織に意見を反映させる権利を放棄した者」だ。

会員は、会の規則に従う責任と引き換えに、運営方針への意見や総会の投票による意思表示などの権利を手に入れる。

非会員はその一切の責任を負うことがない代わりに、会員が持つ権利は与えられない。
組織から見たらただの部外者だ。
にもかかわらず、一部の人間は、何を勘違いしたのか好き勝手に口だけ出してくるから困ったもの。界隈では「運営に口を出すOB」が問題視されているが、こちらから言わせれば「運営に口を出す非会員」も同じようなものである。

何しろ面倒なので、頼むからすっこんでていただきたい。

「適正化の方法は『こう』でなくてはいけない」

これも非会員お得意の口出しシリーズだが、見ていてまず思うのは、

「誰がやるんそれ」

である。

当然だが、非会員は組織内での実務を行うことはできない。
となれば、実際にそれを実装するのは内部の役員たちだ。「PTAを外から変える!」と息巻いている人も見かけるが、そういう人は「変えている」のではなく「(他人の労力を奪って)変えさせている」だけにすぎない。

他人にやらせておいて、あれがダメだのこれもダメだの。

どこの姑なん、まじで。

つまるところ、先に紹介した「役員の資質」を限定したがるのも、「自分たちの手足となって馬車馬のように動いてくれる人」を欲しているからではないかと感じている。

筆者は「変えたいのなら中に入れ」と思う人間だが、これを言うと「強制思考」だなんて言われる。入会を強制するつもりはないが、自ら組織との関係を絶つのであればすっこんでろ。というだけのことであるからして。
絶対的な安全圏から、遠隔操作で自分の好みにカスタマイズしようなんて、そんな都合のいい話が通用しないことが何故わからないのか。押しつけがましいにもほどがある。

この記事を書いているタイミングで、実にタイムリーな話題が転がり込んできた。
知人の小学校のPTAに、非会員が「今すぐ入会届を導入しろ!できないなら理由を言え!自動入会は違法だとネットに書いてある!」と電凸してきたらしい。

「どう対処したらいいかわからないから助けて!」という、知人からのSOSの連絡だった。
その知人は、本部の会計をやっているのだが、学校から緊急時用に配布されている学級連絡網を使用して電話をかけてきたようだ。

緊急連絡網ってなんだっけ。
というのはひとまず置いておこう。
筆者が知人であれば、まず相手に言いたいことがある。

理由を言わないといけない理由を言え。

何度でも言うが、非会員とは部外者だ。
部外者に与えられる情報など「前向きに検討中です」程度である。
ましてや、突然電凸をかましておいて「できない理由を言え」とは何事なのか。

ついでに何様なのか。

一応知人には、すぐに会長に相談して対応を代わってもらうように助言はしたが、本当に迷惑な話だ。
実際のところ、このPTAでは任意加入のシステム化に向けて動いてはいるが、新型コロナウイルスの影響で今年度中の実用化は難しいらしい(筆者も部外者なため、これ以上の情報はもらっていない)。
個人的には、どうしても今すぐやりたいなら自分でやってどうぞ。なのだが。
知人の困りようは、本当にお気の毒だった。

ついでのついでだが、筆者も似たような輩に絡まれたことが幾度かある。

幸い、リアルではなくTwitter上だったが、呼んでもないのに現れて「適正化のために動け!」なんて言われた日には「はぁ?」の一言だ。

自校の会員から出た意見ならまだしも、どこの誰かも存じない、赤の他人様からそんなことを言われても困るというもの。

やりたければやればいい。

自分の持ち場で。

そして、自分の力で。

誤解なきように言っておくが、決して「一人でやれ」ということではない。

「PTAは互助会であってはならない」

これは一部賛同できる部分はあるが、「あってはならない」とまでは思わない。

もちろん、支援対象である子どもを利用することはよろしくない。「PTAに入らないと、PTAが絡む授業を受けられなくなる」などといった、子どもの権利を侵害する権限はPTAにはないし、筆者もそういう差別的なやり方には反対だ。しかし、PTAの理念に沿った活動をした上で、「互助会の側面を持つ」のは別に構わないと思っている。

互助を強要するのはよろしくないが、助け合いを阻む理由もない。
せっかく同じ時期に子育てをしているのだから、お互いが苦にならないのであれば、大いに助け合ったらいい。
そういう「縁」が自分を助けてくれることもある。

これは、その縁を「しがらみ」と取るか「つながり」と取るかで意見が分かれてくるだろうが、少なくとも筆者は悪いことだとは思わない。

「自動加入は違法だ」

違法ではない。

少なくとも現時点では。

学校からの名簿流用は問題がある。

だが、PTAが独自に個人情報を集めた上でなら、今のところ違法とは断言できない。

こう判断する理由も、もちろんある。
まず、法律上PTAなどの任意団体において、入会方法の指定はされていない。当然「入会申込書を用いなければならない」ともなっていない。

次に、過去に起きたPTA関連の訴訟でも「自動加入は違法である」との判例はない。
それどころか、原告側の行動を根拠として「入会は成立している」とみなされている。無用なトラブルを避けるのであれば、入会申込書があったほうがいいのかもしれないが、それとこれとは別問題だ。

以前の記事でも触れたが、どういう手段を取るかは、そのPTAの環境に合うものを選ぶのがベストだろう。

無理矢理ひとつの型にはめようとしても、入らないもんは入らないのだ。

また、人権侵害だの違憲だのという意見についてだが、筆者個人としては「道徳的な問題」と捉えている

憲法で直接的に私人を裁くことはできない。

しかし、これはPTAに限らずだが、個々の生活を犠牲にしてまで無償労働をしろと強制するのは、決して良いことではない。
子どものためだろうが、学校のためだろうが、そこは「だが断る」と言ってしまっても構わないと思っている。というか、筆者ならば言う。

‟しがらみ” と ‟つながり”

ここまで、PTAに関する小ネタを紹介してきたが、筆者は決して「現状(入会や活動の強制)を維持すべき」などと考えているわけではない。

最優先すべきは、そこに関わる人すべての生活だろう。

それを前提とした上で、皆が無理のない形でつながっていられたらいいよね。
くらいのスタンスだ。

「しがらみ」は断ち切らないと邪魔になるかもしれない。
しかし、人と人との「つながり」が希薄になりやすい現代だからこそ、せっかく巡ってきた縁は大事にしていきたいものである。

珍しくまっとうなオチをつけてきたわね。

さらっと失礼なことおっしゃる。

あら失礼。
怜ちゃんって面白いよね。スタンドアロン気質を隠さないけど、かといって、他人同士のつながりは否定しないし、皆さんの日々の暮らしをうっすら心配してもいる。

んー。
皆さんの日々の暮らしが心配、というよりも、「どうして他人の事情を知りもしないであれこれ口出ししたがる人が、Twitterで『PTAの適正化』を叫ぶのか」という素朴な疑問が尽きなくて。

ほかに話題がないのでは?

『いいこと』をつぶやくには特別な体験だとか専門知識が必要だけど、悪口だったらそういう要素は要らないからね。目立ってるやつのアラを探して叩けばいいから、お手軽っちゃお手軽。

そうね。交尾ネタだって、安定供給できるほどできるほど豊富なわけでもなさそうですし。

それ、普通はたとえ持っててもあんまり公言できないやつね。

その点、「PTA」という社会的意義だとか公共性みたいなイメージのあるキーワードなら、人目を気にせずぶら下がれるから。

だがしかし、
ノーエロス、ノーPTA。

ほんとそれ。
いっそPTA役員研修で

駄目。
会社ブログでそれ以上言っちゃ駄目。

システム部門の人に頼んで有料配信にすれば

そういう問題なのか…。

この記事は独白系ライター 松本怜が書いています。

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